ロシアンピアニズム

自分の音に飽きる

私は自分の音に飽きることが多いと思う。その時は新しい音、音楽を求めて偉大な演奏家を参考にするのだが、その度に新しい世界が開き、自分の成長に繋がっている。

一つの音を使って音楽を追求することは、そんなに難しいことではない。私は完成された世界を求めることよりも様々な可能性を探してみたくなる。

自分の音に飽きる時は、決まって曲にとってふさわしくない音で演奏している時だ。どれだけ美しい音で弾いていても曲を魅力的に響かせられなければ、飽きるのだ。

音楽ではなく、音に飽きているのだ。

その曲を表現するには、違う音楽表現=違う音を探さないといけないということだ。
そして新しい音を捕まえると、以前やった曲にも良い影響を与える。複雑な表現が可能になり曲の世界観が広がるのだ。

音楽の勉強法がようやく分かってきたように感じている。

今の音楽会を見ると同じ音で全ての曲を演奏している方がほとんどだと感じる。
音を見つけることは、単にタッチを変えることでない。響を作る位置、発音の仕方、和声の作り方を見つけることだ。

タッチを変えるだけで音色を変えている認識の方が大半だと思うが、そうではない。
私も以前の弾き方をしていたら気がつくことはできなかった。

ショパンの演奏法にロシアンピアニズムに出会えてよかったと心から思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です