No Title

もう一度レッスンを受けたいと思う人がいる。
恩師である故アンドレアス・インマーだ。

ドイツでの4年間は、本当に現実だったのかと思うくらいに、遠い記憶になってきているけれど
モーツァルトを弾くたび、シューベルトを弾くたび、ベートーヴェンを弾くたび
私の中に彼の音楽が鮮明に蘇ってくる。

今の私の演奏を聴いて彼は何と言ってくれるのだろうか。また隣で喜んでくれるのだろうか。

過去のことなど、ほとんど思い返したりはしないが、
音が引き金となって鮮明な記憶を呼び起こしてくる。

音には色々な想い出が詰まっていて、それらが私の心を覆ってくれている。

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