ロシアンピアニズム

響の下に行かない

ピアノを弾いている時、響きをどこの位置で聴いているかということは最重要事項である。

耳の使い方を知らなくてはホールで響き渡るレガートを実現することは不可能に近い。

よく勘違いされがちな考え方がある。

 

音をピアノからホールに向かって音を届けるというものだ。

 

これはほとんどの教育現場で教えられていることではないだろうか?

この考え方では、まず響かない。そしてこの方法で演奏している人は音を広げようと肘や頭ががぐるぐると回り出すのだ。

ではどういう考え方で聴くのか。

 

  • 耳の位置を高いところに置き、そこから指揮者のように全体を常に聴いている感覚。

  • ピアノからホールではなく、すでに空中で音が響いているという感覚。

 

その時に大事なのは、自分が響の下に行かないことだ。常に全体を見渡すように聴いていなくてはいけない。

この感覚は、正しいピアノの扱い方・体の扱い方をしていないと実感することは不可能であるが、これがわかった瞬間に音楽の可能性が無限に広がるのがわかるだろう。テクニックというのは、言語化することに大きな意味があり、耳の使い方はテクニックである。

 

黒木ピアノ教室 YOU TUBEチャンネルより

響きの聴き方

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